アグリコ講師派遣の講習会
埼玉県 春日部農林振興センター主催 実践マーケティング研修
■日 時  2009年3月6日
■会 場  埼玉県 宮代町 (有)新しい村 農の家
■テーマ  自分の農産物・農業をかっこよく伝える写真術
■対 象  農家・管内直売所運営者 

講師:アグリコミュニケーション理事長 冨田きよむ


写真:折原 南原 山田 舟田 
文責:舟田

写真撮影の研修としては、最悪の雨(ToT)
今回の研修会は、宮代町(有)新しい村 農の家を会場に、農家、直売所の運営者、普及指導員23名で、研修会を開催しました。
すでに何度か研修会に参加した人、今回初めての人と、色々ですが、午前10時〜午後4までの1日かけての実践的な研修がはじまります。
参加者の皆さんは、少し緊張気味です。
司会の私も緊張しています。
「100の言葉よりも1枚の写真」なぜ情報発信が必要なのか
最初に、なぜ写真が必要なのについての講演です。
演題の「100の言葉より1枚の写真」について、実例を挙げながらの説明していきます。
かっこいい写真の必要性を日本の消費構造やマーケテイング論と絡めての講演に、参加者は真剣に聞き入っていました。

講義が終わると、いよいよ写真撮影の研修に入ります。
午前:写真撮影(基本編)
基本的な商品撮影
午前中は、基本撮影です。
天候は晴れる事は無く、写真撮影には厳しい状況でしたが、自宅で簡単に出来る障子紙を使ってスタジオを設営し基本の撮影、そこから徐々に縁側や台所を使っての撮影とどんどん進みます。
商品の持っている魅力を十分に引き出すためにはどの様にすれば良いかを実践を持って教えていきます。

午後:写真撮影(応用編)
シュチエーションを考えた商品撮影
午後の研修では、商品のシュチエーションを考えた撮影に入っていきます。
その商品をどう伝えたいか、どんな時にに利用してもらいたいかを考えての撮影です。
イメージに合わせた配置、イメージに合った背景を組み合わせ、講師の冨田さんが手際よく商品を並べます。
お手本写真を見せて頂き、お手本どおりにと思いながら自分のカメラで撮影します。
でも、なかなかお手本どおりとは行きません。
いつもなら、研修会で撮影した画像をスクリーンに映しながら問題点を指摘してもらうのですが、今回は、悪天候により、ピンボケ写真が多いと予想され、合評会は中止としました。
それに変えて、写真撮影のポイントについて教えてもらいましたが、質疑が盛り上がって、直売所の運営や都市農業のあり方など、まさに、実践マーケティング研修会にふさわしい議論が話し合われる研修会となりました。
 講習を終えて
参加者の中には、単純に写真撮影の研修として参加された方もいましたが、研修会が終わるころには、なぜ写真なのか、なぜ、マーケティングが必要なのか理解でき有意義な研修会になりました。
参加された皆さんが今回の研修を契機に、各地域で活躍されることを期待しています。
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