アグリコ講師派遣の講習会 |
北見地区指導農業士・農業士会冬季研修 |
■日 時 2009年1月13日、14日
■主催者 北見地区指導農業士・農業士会 北見地方担い手育成総合支援協議会
■会 場 JAきたみらい相内(あいのない)支所、網走地区農業改良普及センター本所
■対 象 北見地区指導農業士・農業士 女性農業者グループ 他 |
講師:アグリコミュニケーション理事長 冨田きよむ氏
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写真 文責: 島貫 |
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北見地区指導農業士・農業士会では、年2回ほど研修会を行っています。
今回の研修会は農業士に限らず、農業にかかわっている方に広く参加を呼びかけて開催しました。
農業士の他、農産加工品を作っている女性グループ、農業改良普及員、JA広報担当者、その他関係機関から多くの方が参加しました。 |
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なぜ今写真なのか・農家のマーケティング |
撮影実習に先立ち、「なぜ今写真なのか」についての講義を聴きました。
今はデジカメが普及し、手軽に写真撮影が出来て、誰でもホームページで情報発信出来る時代になりました。
しかし、直売農家や農業関係機関のホームページには、農業について分かりやすい写真が掲載されている事は少ないのではないでしょうか。
講義では、分かりやすい写真とダメな写真について、実例を交えながら講義していただきました。
一般的に、多くの方が撮影の基本として理解している、
「写真撮影は順光である。」は実は大きな間違いであるという事。
- 撮影の基本は逆光。
- 内蔵ストロボは使用しない。
- 風景の撮影の場合、朝方か夕方の太陽の低い時間帯にする。
冨田さんの講義で今までの常識がガタガタ崩れ、参加者はまず軽くカウンターをくらったのであります。 |
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撮影実習 |
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講義を終え早速撮影実習です。
窓際簡易スタジオで、参加者の持ち寄った農産物、農産加工品を冨田さんが配置、撮影します。
お手本写真を見ながら、それぞれが撮影します。
もちろん、逆光での撮影です。 |
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料理レシピの基本撮影。
この形をしっかりと撮影することから写真撮影は始まります。
写真撮影は簡単に見えますが、実は難しい。
細かいところにまで気を配りながらも、さっさと撮影を進めていきます。 |
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窓からさす光のもとに農産物を置いて、撮影ポイントを探しながらカメラを構え撮影します。
撮影風景を見る方、撮影した写真を見せ合って確認する方々。 |
いい写真が撮れたかな。 |
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この方、講習会の取材にこられた新聞社の記者なのです。
商品撮影の配置に挑戦中。
現役新聞記者の配置に、参加者は興味津々であります。
講習の事は、次の日の朝刊に掲載されました。 |
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農産加工品をだだ販売するのではなく、どのようにして食べていただくかを提案し、それを写真にする。 |
冨田さんが次々と商品を配置し、食のイメージ写真を撮影します。
自分の商品ながら、見えていなかった魅力を再発見する瞬間です。 |
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人物撮影・屋外での撮影 |
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屋外での人物撮影。
皆寒さを忘れ、撮影に集中します。
天気予報では一日曇りとの事でしたが、オホーツクブルーの青空が広がり、撮影には最高の日となりました。 |
冨田さんが撮影した写真を確認する参加者。
「うわぁー。」「かっこいいー。」「別人みたい。」
撮影ポイントを押さえ撮影すると、その人の魅力が一段と引き出されます。 |
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いい男であります。
視線の先には何がある? |
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除雪のポーズ。
作業の様子を撮るには正面から堂々と撮影します。 |
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正面からの撮影は、作業の様子とともに、表情も捉える事が出来ます。 |
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作業風景の撮影 |
トラクターの運転の様子の撮影。
作業の全体を撮影するのはもちろん、運転している表情、運転手の視線を捉える事も重要です。 |
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普段身の回りにある、何気ないひとこまを撮影する事も、農家の様子を伝えられる情報なのです。 |
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合評会 |
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参加者それぞれが撮影した写真をスクリーンに写し、良いところ悪いところを指摘していただきました。
ちょっとしたアングルの違い、露出の違いで、写真の印象がまったく異なる事が分かりました。 |
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講習を終えて |
今回は初参加の方が多かった講習会でありました。
今回の講習をきっかけに、参加者それぞれが今までとは違った物の見方、光の捉え方について学べたのではないでしようか。
写真を撮る、イメージを考えるという事は、楽しいことだと思えた2日間でありました。 |
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